蛍 の 光
小学唱歌集
明治14年
1 蛍の光 窓の雪
書よむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞ今朝は 別れゆく
2 とまるも行くも 限りとて
かたみに思う ちよろずの
心のはしを ひとことに
さきくとばかり 歌うなり
3 筑紫のきわみ 陸(みち)の奥
海山遠く へだつとも
その真心は へだてなく
ひとえにつくせ 国のため