鯉 の ぼ り
尋常少学唱歌
大正2年
イラスト制作 コバヤシ キヨシ さん
1 いらかの波と 雲の波
かさなる波の なか空を
たちばなかおる 朝風に
高くおよぐや 鯉のぼり
2 ひらける広き その口に
舟をものまん さま見えて
ゆたかにふるう 尾ひれには
ものに動ぜぬ 姿あり
3 百瀬(ももせ)の滝を のぼりなば
たちまち竜に なりぬべき
わが身にによや 男(お)の子ごと
空におどるや 鯉のぼり